以下、宋医師の解説。
女性の場合、性器そのものよりも全身へのタッチで性的興奮のスイッチが高まる傾向があります。
そのため、服を脱がせる前から前戯は始まっていると考えるべきです。
まずは抱きしめて、髪や背中をやさしく撫でる。
耳たぶやうなじなど、服を着ていても肌が出ている部分から愛撫を始めます。
ポイントは「乳房や性器など、大きな快感を得られる場所は後回しにする」こと。
上手にじらすほど女性の期待が高まり、実際に触れた時や挿入した時の快感がグッと高まるのです。
そんな愛撫の過程で、大きなウェイトを占めるのがバストでしょう。
自分の欲望のままに、女性の乳房を力任せに揉みしだく男性がいるようですが、これは絶対にNGです。
よく勘違いされますが、乳房全体が「性感帯」ということはありえません。
乳房に張り巡らされた神経の数は、身体の他の部分と比べると格段に少なく、性感へはつながりづらいのです。
にもかかわらず、
乳房を愛撫されて感じる女性が多いのは、その後の「乳首への愛撫」を予感させるからです。
神経が少なく感じにくい乳房とは対照的に、乳首はとても敏感な部位です。
この「予感」を上手に利用すれば、バストへの愛撫は格段に官能的なものとなります。
まずは乳首には触れず、乳房や乳輪の周囲をじっくりと愛撫しましょう。
乳房の外側から乳首に向けてクルクルとらせんを描くように愛撫したり、指をジャンケンのチョキのように開いてやんわりと乳房を揉んで、たまに乳首をかすめてあげる。
そのような“焦らし”によって乳首が勃起してから初めて、指先や口先でやさしく愛撫するのです。
女性が自ら「触って」とねだってくる状況になれば、その後の性器への愛撫の効果も高まってくるはずです。
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