著書『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』(ブックマン社)は、35万部の大ベストセラーとなった。
彼女が考案する、豊富な知識と理論に裏付けられた「新しき体位」とはどのようなものなのか―。
まずは日本では一番ベーシックとされる正常位から。
私は、女性にとって正常位は「イキにくい」体位と位置づけています。
女性は興奮してくると膣の上部が充血して膨らむため、普通の正常位でペニスを挿入した場合、G スポットを刺激するのが難しいのです。
加えて、女性がベッドに仰向けに横たわっていると膣入口が大変低い位置になってしまうため、この体位は男性にとっては非常に挿入しづらいという難点があります。
それを解決するのが、男性が両手で女性の腰を持ち上げて、軽いブリッジ状態にする「ブリッジ正常位」です。
この体位であれば、通常の正常位では難しい深い挿入が可能になる上、自然と男性が女性の膣内を下から突き上げるような形となり、G スポットを刺激することができます。
ペニスのサイズが小さめの男性には特にお勧めしたい体位です。
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そこで自分のイチモツが大きいから、と誇るのは、女性の体を理解していない証拠だと美人SEXアドバイザー・OLIVIAさんは苦笑する。
「注意したいのが、挿入したらペニスが膣に馴染むまで待つことと最初のピストンはゆっくり優しく動くことです。男性は奥まで挿入すれば感じると思っていますが大きな誤解。
亀頭を子宮頸部にまで突かれると痛いだけではなく、愛液の分泌も減るので悪循環に陥る。
また、女性の膣の傾斜には、個人差があるので角度に沿って挿入する必要があります」
ペニスの挿入に痛みを感じてしまう女性に、OLIVIAさんがおすすめするのが【枕クッション俵抱き本手】である。
正常位はセックスの基本体位だが、男性上位のため女性は身動きが取りづらい。
ピストン運動が激しくなるにつれて女性は痛みを増してしまう。が、女性の腰やおしりの下に枕を入れることで痛みを軽減できるという。
「クッションを背中側に入れるかおしり側に入れるかで腰の高さが変わる。女性の負担にならない角度を探してほしい。特に、膣口が背中側に近い“下つき女性”は、背中をエビのように反らさないと痛みを感じてしまうので是非、試してもらいたいですね」(OLIVIAさん)
挿入時にはペニスを「押す」のではなく「引く」ように意識してもらうと女性にも優しい。
亀頭のカリの部分が膣の入り口に引っかかるのに快感を覚える女性も多いという。